
神経認知機能障害は、かつて「痴呆」と呼ばれ、発症したら最後、打つ手がないと思われていました。しかし、実際には早期発見、早期治療が大切な病気です。早期に適切な治療を始めれば、進行を遅れせることも、症状を改善させることもできます。
ある日突然発症するものではなく、徐々に進行する病気です。そのため、家族や本人が「なにかおかしい」と小さな異変をキャッチすることが大切です。
家族が神経認知機能障害を比較的早く気付くポイントは記憶障害、次に気づきやすいのは判断力の障害と実行機能の障害です。物事を理解して計画的に実行することが難しくなるので、複雑な仕事ができなくなります。
また「その人らしくなくなる」のも大切な兆候です。身だしなみがだらしなくなったり、趣味に興味を失ってしまうといった変化は注意を要します。





